ミヤマモンキチョウ |
ていたが、息子の後押しで登山を決断した。
一歩一歩、喘ぎ喘ぎ、ともかく苦しかったが登った後は爽快感があった。
目の前に広がる槍ヶ岳などの北アルプスの山脈、ご来光も感激だった。
山小屋の食事は早い。
午後5時から交代でハンバーグの定食を食べた。消灯は8時だ。
暗くなってから息子と外に出た。新月の時期なのか、月がなく満天の星
空が広がっていた。大きなきらめく星がいくつもあるが、残念ながら星
座の知識はまったくない。それでもふと見上げた先に北斗七星がくっき
りと輝いていた。
ちょっと寒かったが、30分以上息子とふたり星を眺めていた。
翌朝6時からハイマツの周りをミヤマモンキチョウを探してみた。風が
強くハイマツの中に潜っているのか見つからなかった。北アルプスの
ミヤマモンキチョウはよくアルプスモンキチョウと呼ばれる。
浅間山や湯の丸山ではかなり低い標高でも見ることが出来、この蝶を
高山蝶というのはどうかなという気もするのだが、アルプスの稜線を気
高く飛ぶ姿は凛として高山蝶そのものである。