エゾシロチョウ |
秋にはナナカマドの実が真っ赤になり、雄大なコースは
東京近辺ではなかなか味わうことが出来ないものがあ
る。
ある時、ボールを打とうと前方を見るとキタキツネがこち
らをじっと見ていた。独特の愛くるしい表情で我々を眺め
ている。
「おーい、危ないよー」と声をかけると、ちょっと名残惜し
そうに(?)やっと姿を消した。
キタキツネもそうだが、エゾジカ、ヒグマなど北海道の生
き物たちは本州と別種になっているものが多い。
蝶も北海道特産のものは15種ほどあって、このエゾシロ
チョウも北海道だけに棲む蝶である。
本州には高山蝶のミヤマシロチョウがいるが、こちらは
年々数がへっている。
優雅に飛ぶエゾシロチョウはまだまだ元気で、低山でも
見ることができるのはうれしいことだ。