オオムラサキ |
梅雨に入ってから梅雨の晴れ間というのがあまりない。
やっと10日ぶりに太陽が顔を覗かせるというので、オオムラサキ
に会いに出かけた。
ゼフィルスの季節がそろそろ終盤に入ると、オオムラサキの登場
だ。クヌギ林を飛び交うこの蝶は勇壮で、近くを飛ぶと耳元に翅の
音が聞こえてくる。
しかし、不順な天気のせいだろうか。クヌギ林の樹液の出がことし
はあまり良くないようだ。
カミキリムシが木の幹に穴を掘って、卵を産む。夏になって成虫が
羽化して出てくると、そこから樹液が湧き出すのだ。
近くに木材の切り出し場があって、そこの細かな廃材にオオムラサ
キがやって来ていた。
早く夏がやってくるといいなあ。