ナガサキアゲハ |
てしまう。
プッチーニのこの名作オペラが初演されたのは1904年、ミラノ
スカラ座だから、もう100年ファンを魅了し続けていることになる。
アリア「ある晴れた日に」や終幕の「さよなら坊や」はいつ聞いて
もじんと来る。
こどもの頃、”ナガサキ”という名前や、尾状突起のない黒いアゲ
ハに憧れた。優美な白い翅の模様にも羨望のような夢があった。
東京からみるとこの蝶は手の届かない遠い世界の黒いアゲハチ
ョウだった。
地球温暖化のせいか、関東でもここ数年ナガサキアゲハが普通
に見られるようになってきた。
箱根を越え神奈川に定着し、東京でもたまに見かける。
それでも自宅のある船橋では見かけたことがなかったが、2006
年夏、悠々と飛ぶこの蝶の姿を見かけた。
2009年の今年、庭のランタナに来ていたのを見かけたし、自宅
近辺でもたまに目撃するようになっている。