ギフチョウの里再訪 |
良い天気になったのでギフチョウの里を再訪した。
先週水曜日に訪れた時は花がほとんど咲いておらず、ギフチョウとの出
会いは一度きりだった。帰る間際に奇跡のような出会いがあったのだが
それから1週間、どうなのだろうか。
9時前に到着した。先週は1分咲きだったマメザクラは見事に満開だっ
た。これはいける、と思った。「きょうはマメザクラ中心に粘ってみよ
う」と考えた。ミツバツツジは不思議なことにまだちらほら、つぼみの
ままのところも多かった。
まだ、時間が早く昨日の雨が朝日で蒸発して草地から靄のようなもの
が立ち込めている。スミレのポイントに行ってみると、先客が3人おら
れた。「今出ましたよ」と教えてくれる。
ギフチョウはすぐにまた現れた。何度も現れ、スミレで吸蜜する。きの
うまでの悪天でお腹が空いているのだろう、時間も長く大サービスだ。
1時間足らずで切り上げ、ミツバツツジとマメザクラのところに移動し
た。
しかし、きょうのギフはスミレとちがって、こちらはなかなか現れない。
しびれを切らして、下の桜を狙ってみることにした。桜の古木にギフチ
ョウが3頭絡んでいた。
桜が大好きなのか、この木に執着しているのだが、残念なことに高いと
ころで吸蜜し、僕のカメラの300ミリでは遠すぎる。エクステンダー
を着けようかと考えたが、蝶の一瞬の姿が捉えにくくなるので止めてし
まった。
結局ここでも満足な写真は撮れなかった。
マメザクラに戻ってみると、ギフチョウは2、3度姿を見せたようだ。
うまく写真を撮った方もいた。ミツバツツジも1度来たそうだ。
移動すると、逆にそこに姿を見せる。じっくり狙ったら粘ってみる。そ
れが大切なのだろう。基本を忘れていた。
相対的にギフの姿は少なかった。今週末がチャンスなのか。それともこ
としはダラダラ発生で終わるのだろうか。
良い天気だったのでカメラマンは30人以上がみえていた。皆さんしび
れを切らせて、羽化直後のギフチョウを花に止まらせ、その写真撮影で
盛り上がっていた。
この写真が一番良かったのは皮肉だった。
スミレとギフチョウ
これは”やらせ”のギフチョウです