越後のギフチョウ |
きょうは気温が高く、夏日になったところもあったようだ。例年と比べ
雪が少なく、越後のギフチョウは発生がかなり早かったようだ。
最初に訪れたポイントはカタクリの花がもう終わりかけていた。ギフチ
ョウはかなり飛んでいたが、少し痛んだ個体が多かった。朝だというの
に気温が高いせいか、なかなか止まってくれない。オスがさかんにメス
を探す行動が多く、午前9時というのに交尾中のカップルがふたつ見つ
かった。
地元の方の話では、先週の4月2、3日がピークだったという。
1週間遅かったようだ。1時間半ほどいて移動した。
次に訪れた場所はカタクリが見ごろだったが、ギフチョウの数が以前来
た時と比べるとかなり少なかった。カタクリの群落はみごとだったが、
環境が変わってしまったのかもしれない。
それでも春の一日、カタクリの花園とそこに飛ぶギフチョウを眺めてい
ると気持ちが安らいでくる。
帰宅すると、虎の門病院からガンの術後検診の通知が来ていた。胃ガン
の僕と大腸ガンの妻は幸いことしはそろって体調が安定していて、先生
から「奇跡だねえ」と言われた。こうして越後までギフチョウに会いに
来ることが出来る体調に改めて幸福感を噛みしめた。
ギフチョウ(2016年))もどうぞ。
カタクリで吸蜜するギフチョウ
交尾中のギフチョウのカップル