ミドリシジミ 曇り空の下 |
昼前に雨は止んだ。空も少し明るくなってきたので、昼食の後地元の
ミドリシジミのマイポイントを歩いてみた。
気温が20度前後とちょっと肌寒い。ハンノキ林の隣のクリの木を揺
すると3頭のミドリシジミが飛び出し、まっすぐにハンノキ林の梢高
く飛び去って行ってしまった。下草を見たが何もいなかった。そうだ
ろうね。雨上がりのこの寒さだから。
そう思っていると、1頭のミドリシジミがひらりと下草に舞い降りて
来た。やがて翅をすりすりして開翅してくれた。エメラルドグリーン
が美しい新鮮なオスだった。
風が吹くと翅をすぐ閉じる。そしてゆっくり翅を開く。その瞬間を狙
ってシャッターを切ってみた。
ミドリシジミの翅の色は角度と自然光の反射によってさまざまな色に
変化する。この美しい色彩はゴッホだってフェルメールだってルノワ
ールだって出すことが出来ない色合いだ。
ちょっと気温が上がってきた。キタテハ、モンシロチョウ、ルリシジ
ミ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、キアゲハなどが飛び始めた。
東京は今日が梅雨入りで、平年より3日早いという。梅雨空をぬって
蝶たちが飛ぶ。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
美しい輝きを見せるミドリシジミ♂
翅をすりすりし始める
開き始めた
美しいグリーンが見えて来た
半分開いた
きれいな翅にうっとりするようだ
翅を開いて静止するミドリシジミ♂