クロシジミ 本栖高原探索 |
高原には7時半に到着した。駐車場にはまだ車が1台あるだけだった。
朝の高原は朝露をたっぷり含み、気持ち良かった。富士山が真正面に
ある。静岡側の山開きは今日だという。
7月1日には山梨側の山開きが行われているが、ご来光を求めて登山
した人の7割が外国人だったという。富士山は雪がほとんど消え、素
晴らしい佇まいだった。
本栖高原はここ数年、ススキの伸長が著しい。ヤマキチョウを始め蝶
の観察には良いところだったが、蝶も減って来ているように感じる。
高原に入ってすぐにクロウメモドキの枝を軽く叩くとミヤマカラスシ
ジミが飛び出した。例年より少し早い発生だ。ヒョウモンが何頭か、
飛び交っていた。
しかし、後が続かなかった。
ひょっとしたら、ホシチャバネセセリが発生していないかと一生懸命
探したが、いるのはコキマダラセセリ、イチモンジセセリ、コチャバ
ネセセリばかり。まだ、少し早かったようだ。
本命のクロシジミも本栖高原や周辺を探して見たが、出会うことは出
来なかった。こちらは発生はしているが、ポイントを微妙に違えて探
していたためだろう。
ホシミスジ、ヒメシロチョウ、ヒメシジミなどが見られた。
今回はあまり成果もなく、渋滞を避けて早々と帰宅した。
高速を走っている時、後ろから追い抜いて行った車の運転手がなにか
合図しながら、叫んで行った。どうしたのだろうと思いながら、その
まま走行して、我が家に着いて車を見てみると、左後輪がパンクして
いた。
最後に北富士演習場に寄った時に、火山岩かなにかでタイヤが傷んだ
のだろう。高速道路でタイヤが破裂して、大事故にならなくて良かっ
たとヒヤリとした。演習場では以前にもパンクの経験があり、これか
らヤマキチョウのシーズン、普通車は気を付けた方がいいと思った。
それにしてもパンクしたまま、よく自宅にたどり着けたものだ。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
ミヤマカラスシジミ
ホシミスジ
ヒメシロチョウ
コキマダラセセリ
今度帰省したら、行って見たいです。