リュウキュウウラボシシジミ 2日目西表島 |
八重山二日目は西表島に渡った。
石垣島を出る時は青空が広がっていたが、9時前大原に着いたとき
は曇り空で今にも降り出してきそうだった。
まず、ハマヤマトシジミの生息地を訪ねてみた。これが結構難題だ
った。生息地が極限されているうえ発生数が少ない。食草のイヌビ
ユを手掛かりに探して見るがなかなか見つからなかった。
やっと発生地が見つかったが、この曇り空なのに飛翔が敏捷で、目
で必死に追いかけるがすぐに見失ってしまう。その繰り返しでやっ
と何頭か撮影した。
あまり時間をかけてももったいないので、転戦して大富林道に入っ
た。ここは迷蝶も多くリュウキュウウラボシシジミの棲息でも知ら
れている。林道に入ってすぐにヤエヤマイチモンジのきれいな♂が
林道に止まっていたが。気付くのが遅れ飛ばれてしまった。今回、
この目撃だけだったので残念だった。
ヒメアサギマダラ、マサキウラナミジャノメくらいで目ぼしい蝶は
いなかったが、林道先の花場にはリュウキュウアサギマダラ、スジ
グロカバマダラが群れていた。驚かすとそれこそわあっと花から飛
び立ち壮観だった。
妻がちょっと体調を崩して奥まで入るのは断念したが、戻り路探し
て行くとリュウキュウウラボシシジミに3頭出会うことが出来た。
「あれ、こんなところにも」と思うような林道の入り口近くで少し
驚いた。
昼前に切り上げ、白浜に向かった。
テツイロビロードセセリと何度か遭遇しながら、自分の写真技術が
下手なため敏捷な飛翔についていけずうまく写真がとれていない。
何とか良い写真が撮りたかった。
でも、ここの環境も変わっていた。食草のデリスが切り開かれて
これまでと違う風景になっていた。テツイロの活動時間は午後4時
ころからと言われていてまだ時間的に早いのかもしれないが、まっ
たくみることが出来なかった。やっと幼虫1頭が見つかっただけだ
った。
大原に戻る途中タイワンキマダラを撮影し、星砂の浜に立ち寄った。
とてもきれいなビーチでここでのんびりしていると、気持ちが癒さ
れるようだった。
リュウキュウウラボシシジミ
ハマヤマトシジミ
ヒメアサギマダラ
ヤエヤマムラサキ
タイワンキマダラ
交尾中のスジグロカバマダラに割り込もうとする別のオス
テツイロビロードセセリの幼虫