カラフトルリシジミ 北海道旅行(ハイライト) |
に行って来た。今回の目的はまだ未見のアサヒ
ヒョウモンとカラフトルリシジミの撮影が目的
だ。
昨年黒岳に登った。体力的に「もうこれが最後」
と思ったが、出会いは叶わなかった。アサヒヒ
ョウモンならコマクサ平から赤岳に行けば良い
のだろうがあの雪渓が恐怖でダメだ。黒岳もも
う無理と思ってあきらめていた。
いつものパターンだが息子から「もう一度挑戦
してみたら。まだ、大丈夫」と唆され今年も挑
戦することになった。
天気予報は最悪だった。前線が停滞して北海道
は毎日雨。でも、案外予報は当たらない。
計画していた22日は朝から雨だった。6時の
ケーブルカーに乗る予定だったが、ホテルで朝
食を取って半ばあきらめていた。8時頃になる
と雨が小やみになって来た。行くだけ行ってみ
るか。
でも、雨は止んだが、黒岳の頂上は10メート
ルを超す強い風と気温も低く蝶が飛ぶ状況では
なかった。アサヒヒョウモンとの出会いは今年
も叶わなかった。
23日は層雲峡あたりでオオイチモンジでも撮
影する予定だった。しかし、カラフトルリシジ
ミの撮影をしたくなり、急遽然別湖の近くの生
息地に向かうことにした。
帰りの飛行機は5時45分。あまり時間はない。
おまけに途中の道が閉鎖されていて遠回りにな
ってしまった。車を降りると霧が深くかかって
いた。これでは無理かなと思った。
時間を気にしながら早足で急ぐ。やっとガンコ
ウランの群落がある生息地に着いた。息子が拾
った枝で軽く叩いて行く。ちらっと飛ぶ小さな
蝶がいた。視線をこらすと紛れもなくカラフト
ルリシジミだった。霧を避けじっと止まる可憐
な蝶の姿は美しかった。
もう1頭も見つかった。ここにいられる時間は
15分しかない。晴れていればカラフトルリシ
ジミの乱舞が見られたことだろう。後ろ髪を引
かれる思いで車に戻った。2頭だけだったが、
霧の中で出会いが叶ったことがうれしかった。
空港近くのレンタカー店に着いたのはもう5時
を回っていた。飛行機には滑り込みセーフだっ
た。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
カラフトルリシジミ
カラフトルリシジミ
カラフトルリシジミ
カラフトルリシジミ
カラフトルリシジミ
カラフトルリシジミ
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