アカボシゴマダラ |
湘南地方から川崎、そして多摩川を渡って最近は多摩地区
からも報告を聞く。ぼくの住む千葉県はまだのようだが、埼玉
県にも発生が広がっているという。
アカホシゴマダラは春型と夏型では著しく斑紋が異なる。
春型は真っ白な白化型となる。
もともと奄美大島に産するものは季節変異があまりなく、
この白化型は中国に棲息するアカホシの特徴でもある。
だから、今関東で分布をひろげているものは中国産のアカホ
シが人為的に放蝶されたものという例証にもなる。
東京の林を歩ってみると、あちこちにアカホシが飛んでいた。
同じエノキを食樹にするゴマダラチョウ危うしである。
どちらが、生存競争に勝ち残るのだろうか。