蝶の世界はかっては高名な先生がいた。 古くは林慶次郎、磐瀬太郎、田淵行男さんなどの名前が浮かんで来 る。 白水隆、藤岡知夫さんなども蝶ファンなら誰でも知っている名前だ。
中学生の頃、磐瀬さんに蝶のことでお尋ねしたらすぐにハガキで返事 を頂いた。とっても感激したことを覚えている。それを参考に京浜昆虫 同好会の会誌に短報を書いた。
数年前、白水先生の「日本蝶類文献目録」を眺めていたら、その短報 が記載されていてとても懐かしく思った。
昔はこうした大先生のもとに弟子や研究者が集まり、図鑑なども刊行 されたが、今はそうした傾向も薄れてきたようだ。
むしろ今はブログなどをやっている方たちが情報も多く、優れた生態 写真、観察記録などを発表している。
ブログの方たちが作り上げた図鑑も出来上がった。
ウラギンスジヒョウモンは草原性の蝶でここ数年衰退が激しい。 関西より西では姿を消しているところが多いという。 なんとか保護できないものかと思う。
きわめて酷似した蝶にオオウラギンスジヒョウモンがいる。 |