ヤエヤマムラサキ |
きょうの新聞ではルソンカラスアゲハの密輸で逮捕者が出て
いた。ことしはSやTという名だたる標本商やそこから蝶を買
った愛好家が逮捕されたり、書類送検されたりするケースが
相次いでいる。
その端緒がまた、マニアのいわゆる”タレコミ”だという。
成田に戻ってきた途端、入管で荷物を開けられ「御用」
というケースまであるという。
悪いことをするのは確かに悪いのだが、たかが趣味の世界
で、もっとおおらかに楽しめないものかとも思う。
ぼくはカメラで撮影が主体だから良いのだが、それでも撮影
だけで厳しく注意されたことがある。注意した人は地元のマ
ニアということだった。
南の島の林道でヤエヤマムラサキに出会った。
いかにも南の蝶という雰囲気を持っている。
もともともっと南の蝶で土着種ではないが、夏から秋にかけて
見ることが多い。
オスはチョコレート色、メスは魅惑的なブルーの輝きを持って
いて胸躍る蝶の一種である。