アオバセセリ 裏高尾を歩く |
GWのど真ん中とあって、高尾行きの電車は登
山姿の人でいっぱいだった。小仏行きのバスは
長い行列が出来、2台の臨時バスと合わせ3台
がぎゅう詰めで小仏峠に向かった。
時間が少し早かったのでぶらぶらとツツジを見
て歩いた。もうあらかたツツジは終わっていて
キリシマツツジだけが少し残っていた。
そのツツジに次々アゲハがやって来た。クロア
ゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハ。ミヤマカ
ラスアゲハを期待したがいなかった。
木下沢に入りウツギのポイントに向かった。今
日の狙いはアオバセセリとスミナガシだった。
しかし、ウツギはもう終わりかけていて、花が
ほとんどなかった。がっかりだった。
それでもしばらく粘ってみた。黒いアゲハやサ
カハチチョウが時折りやって来るが、アオバセ
セリは姿を見せなかった。僕が座っていたすぐ
横に黒い影が動いた。地面に止まった蝶を見る
とスミナガシだった。あわててカメラを持って
立ち上がると、気配を察したのか飛び去ってし
まった。
日影沢のポイントに行ってみた。ここもウツギ
はあらかた終わっていて、わずかに少し花が残
っていた。しばらく待つと期待通りアオバセセ
リがやって来た。
今日は林道は登山者がひっきりなしだった。そ
れよりもネットを持った採集者が20数人も入
っていた。だからアオバセセリは良く採集され
ずに残っていたなあと思った。奇跡みたいなも
のだ。
ウスバシロチョウももう終わりかけなのか、少
なかった。ボロがふわふわと飛んでいた。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
初夏の蝶を撮影しながらの林道歩きは気持ちいいですが、20人の採集者は多すぎますね。
スミナガシは残念でしたが、アオバセセリが撮影できて良かったですね。
こんなに小さな林道で、蝶も少ないのに
採集者ばかりでした。一組は6人の高校
生のグループでした。これでは蝶に出会
えるのも奇跡ですよね。
採集は否定しませんが、考えさせられます。