ムラサキツバメ 師走寒波に耐えて |
寒波である。おまけに北風がかなり吹いて、体
感気温はぐっと下がる。
それでも久しぶりに雲一つない青空が広がって
いる。防寒コートをしっかり着込んでムラサキ
ツバメのいる公園に出かけた。9時半過ぎだっ
たが、風のない陽だまりにムラサキツバメが飛
んでいた。風が強いせいか、朝日のよく当たる
低い場所に止まってくれる。止まるとすぐ翅を
開く。まだ新しくきれいな個体ばかりだった。
7、8頭がいるのだろうか。オスばかりでお互
いに追いかけては止まる。きれいな翅にうっと
りした。
この場所は11月に20頭以上と、10数頭の
大きな越冬集団がいたすぐ近くで、見上げると
かなり高いところに5,6頭のグループが2つ
じっとしていた。飛び回っているオスたちはこ
こから出て来て、さかんに日光浴をしているよ
うだ。午後になるとまた戻っていくのだろう。
先週観察したもうひとつの場所に移動した。
ウラギンシジミのメスが翅を広げて日光浴をし
ていた。先週観察したウラギンシジミはまった
く同じ場所でじっと眠っていた。ムラサキツバ
メの2頭もそのまま動きがなく、同じ葉に止ま
っていた。
こちらのポイントは飛び立つムラサキツバメが
まったくいなかった。白いサザンカの花の周り
も今日は何もいなかった。昼を過ぎると風が一
段と強くなった。寒い一日だった。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
綺麗な♂たちで見ごたえがあります。
それぞれに色や輝きが少しずつ違っていていいですね。
寒い中でムラサキツバメはがんばってい
ますね。翅の色がいろいろな条件で変わ
るのが魅力的です。デジカメまがいで撮
影していますが、良いカメラだともっと
色合いがいいのでしょうね。