オオムラサキ さびしい樹液酒場 |
九州では鹿児島市、霧島市など全域に避難指示
が出た。
今日も予報はあまり良くなかった。しかし、朝
食を摂っていると薄日が射してきた。これなら
オオムラサキも飛び出すかもしれない。そう思
ってあわてて地元の公園に出かけた。
発生木のエノキの大木の梢にはオオムラサキが
3、4頭舞っていた。しかし、まったく下に降
りて来ない。近くにはクヌギの林があって昨年
は樹液にオオムラサキが集まって来た。今年は
何故か一番良かった樹液酒場が枯れてしまい、
他の木も芳しくない。そのせいか、下に降りて
樹液に集まる姿が見られなくなってしまった。
2時間ほど見上げていたら首が痛くなってしま
った。10メートルくらい上のエノキの葉で休
むオオムラサキをやっと撮影したが、証拠写真
程度のものだった。
アカホシゴマダラ、クロコノマチョウなどが見
られた程度だった。昼近くなると予報通り曇り
空になって来たので引き上げた。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
オオムラサキの撮影リベンジ成功おめでとうございます。
近くにポイントがあると天気を見てすぐ行動できるからいいですね。羨ましいです。
アカボシゴマダラはまだ春型なんですね。
晴天日が待ち遠しいですね
オオムラサキ研究者の小林さんによると
①ある程度の個体数の幼虫を食べさせることが出来るエノキ
②樹液の出るクヌギなどの落葉樹
③さらに休んだり吸水したり出来る河原
が全て生息エリアにないと自然界ではオオムラサキは生き残れないそうです。
オオムラサキも生きるのが大変なんですね!
昨年こんこんと湧き出ていたクヌギの樹液
がことしは枯れてしまい、オオムラサキの
休息できるような良い空間もなかなかなく
都市部の公園では生き残るのが大変なので
しょうね。残念な現象です。