ホシチャバネセセリ 草原の小さな小さな妖精 |
んよりとした曇り空か雨ばかりだったので青空
はとてもうれしい。
これならいけるかもしれない。期待を持って静
岡までキリシマミドリシジミの観察に出向いた。
朝日がきれいだった。しかし、静岡に入り山道
を登って行くと濃い霧が立ち込め、厚い雲が覆
っている。ポイントには2人の愛好家がいた。
「もうすぐ晴れるでしょう」。蝶談義をしなが
ら待ってみた。しかし、一向に回復する兆しは
なく時々霧が流れる。少し明るくなると高い樹
上にキリシマが3度4度、ちらっと飛んだ。
11時半撤退を決めた。下に降りると皮肉にも
快晴だった。溜息が出た。
時間が早かったのでクロシジミのポイントに向
かった。到着して唖然とした。ポイントのど真
ん中が散策路になる工事中で、ばっさりと伐採
されていた。やっと近くでクロシジミを見つけ
た。午後遅く富士山の高原に行き、発生が始ま
ったホシチャバネセセリを観察した。草原の小
さな小さな妖精は飛ぶとすぐに消えてしまう。
この蝶も大事に保護したい。ホソバセセリは少
し発生が遅れているようだ。ミヤマカラスシジ
ミも最盛期を迎えてあちこちで見られた。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。
地味系の美蝶がずらり並びましたね。
こうして改めて拝見すると、これらの蝶が日本の、それも中部地方で全て見られることの幸運に改めて感謝したい気持ちになります。
クロシジミなかなか見る機会が少なくなって
しまいました。今回もいいポイントが壊滅状
態になっておりショックです。
暑さが厳しいです。お身体にご留意下さい。
やっと梅雨が明けたので期待したのですが、
何故かキリシマの棲む山は雲の中でした。
ここはどうも天気のツキにめぐまれません。
遠いのであまり出かける機会がないだけに
残念です。