タイワンクロボシシジミ |
先日、台湾である日本人を偲んで墓前祭が営まれた。追悼の式には
台湾の副総統をはじめ700人もの人が参列した。
日本統治時代、台湾南部で烏頭山ダムの建設に尽力した八田與一で
ある。このダムの建設で台南一帯は豊かな穀倉地帯になり、台湾では
八田の業績を学校教育で取り上げている、と産経新聞が報じていた。
どこかの国のように歴史的にありえない従軍慰安婦の像を建てるよう
なこととはまったく違う豊かな知性がそこにはあるのだ。
東日本大震災の時、台湾はいち早く救援の募金に乗り出し、160億
円もの寄付を寄せてくれた。平均所得160万円のこの国で考えれば
世界で一番の募金だった。
それを日本は震災一周年の式典で大変非礼なもてなしをしてしまった。
蝶愛好家にも台湾はどこか懐かしい。
ワタナベアゲハやカノミドリシジミといった日本人の名前をつけた蝶も
いる。
この蝶の爽やかな斑紋を見ていると台湾の人たちの知性を垣間見る
気がしてくる。
