ツシマウラボシシジミ 10連休の楽しみ |
で始まった。
長崎県の対馬に生息するこの蝶は近年鹿の食害
で食草のヌスビトハギなどが壊滅的な打撃を受
け、絶滅に近い状態になっている。
数年前から保護増殖の試みが行われており、そ
の一環でGW前後に公開されている。
9時半に公開される温室に行ってみると、スタッ
フがちょうどオス1頭、メス2頭を放すところだ
った。オスはすぐに軽く飛びまわるが、メスはち
ょっと日陰の場所でじっとしている。
放した3頭は夕方回収するそうだ。10連休とあ
って家族連れなど入場者が多く、地表近くをちら
ちら飛ぶツシマウラボシシジミは踏みつぶされた
り、追いかける子供の被害に会いかねない。きの
うの3頭のうち1頭は回収出来なかったという。
ごった返す人の合間で撮影するのは難儀だった。
そういえば同じように絶滅が心配されているオガ
サワラシジミは他の場所で保護増殖の試みが行
われている。公開も検討していると聞いたことが
あるがこちらは閉鎖的で、まったく立ち消えにな
ったままだ。
ツシマウラボシシジミの保護増殖に取り組んでい
るスタッフに敬意を表し、今年もこの可愛らしい
蝶と出会えた幸せを噛みしめたのだった。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。













