ツマキチョウ 平成から令和への命 |
なかった。あまり気に入った写真も撮れなかっ
たので再びツマキチョウの公園に出かけてみた。
オオアラセイトウがちょうど花盛りだった。
朝方、オスの姿はそこそこ見られたが、メスが
見つからない。矮小型のモンシロチョウがたくさ
ん飛んでいるのにツマキチョウのメスの姿がなく
ちょっと焦った。
これではじっくり待つしかないなと考え、座って
観察することにした。昼頃からメスが目立って来
た。オオアラセイトウの花の間をゆっくりと、何
かを確かめるように飛んでいる。ゆっくり観察し
てみると産卵だった。考えてみると平成最後の4
月に産まれた卵は来年令和の時代に成虫になって
羽化する。平成から令和に命がつながれて行くの
だ。ちょっと感動的でもあった。
他の場所も歩いてみると交尾したカップルが見つ
かった。おもしろいことにこのカップルにしきり
に他のオスがちょっかいを出してくる。すると交
尾中のオスが翅を大きく広げてメスをかばいなが
ら必死で防戦する。それでも何度も何度も別のオ
スも混じってまた、「仲間に入れて」と近づいて
くるのだった。
40分ほどして交尾が解けてオスは立ち去った。
メスが疲れきって葉の上で休んでいると、オスが
近づいてきてまた、交尾を迫る。メスは何とか逃
れ梢の上高く、飛び去って行った。
きょうは偶然にもツマキチョウの飛翔写真も撮れ
ていた。それもちょっと載せてみた。
HP「蝶のいる風景」もどうぞ。




















以下はツマキチョウの飛翔








