イチモンジチョウ |
ちょっと高鳴った。
オオイチモンジではないかと思ったからだ。
そっと近づいてカメラを構えると、それはイチモンジチョウ
だった。濃い漆黒の翅の地色、くっきりとした白い帯など
とても美人(いや美男子)である。
東京近辺では温暖化もあって年三回発生するケースがある
ようだが、北海道では年一回夏に姿を見せる。
オオイチモンジと間違えてちょっとがっかりだったが、よくよく
見ると、素晴らしく美しい蝶なのだった。

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2009年 07月 27日
林道の岩に止まっているこの蝶を遠くから見た時、心臓が
ちょっと高鳴った。 オオイチモンジではないかと思ったからだ。 そっと近づいてカメラを構えると、それはイチモンジチョウ だった。濃い漆黒の翅の地色、くっきりとした白い帯など とても美人(いや美男子)である。 東京近辺では温暖化もあって年三回発生するケースがある ようだが、北海道では年一回夏に姿を見せる。 オオイチモンジと間違えてちょっとがっかりだったが、よくよく 見ると、素晴らしく美しい蝶なのだった。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-27 00:00
| イチモンジチョウ
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2009年 07月 27日
スジグロシロチョウとエゾスジグロシロチョウの判別は日本
の蝶の中でも最もむつかしいとされている。 専門家でもそうなのだから、ぼくのような者が勝手に判別す るのは無謀とも言えるのだが、さらに最近はヤマトスジグロ シロチョウと細分化する傾向が出てきたからややこしい。 ことしの北海道は雨が多かった。 北海道には梅雨がないと言われるが、まるで本州の梅雨が やって来たみたいだと地元の人は歎いていた。 ソバの白い花も咲いていたが、雨に加えことしはミツバチが 少なくなりうまく受粉が出来ないと不作を心配していた。 蝶の発生も遅れている。 エゾスジグロシロチョウもどこか元気がなかった。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-27 00:00
| エゾスジグロシロチョウ
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2009年 07月 27日
オオイチモンジは蝶マニア垂涎の蝶だ。
特に北海道層雲峡近くの林道はこの蝶の黒化型が発生することで 知られ、林道はネットを持った採集者であふれている。 効果的な採集法にリンゴトラップというのがあり、林道のあちこちに トラップを仕掛け、オオイチモンジが集まって来るのを待っている。 マニアの宿泊するペンションもトラップを作ってそれを渡すのをサー ビスにしている。最近はこの黒化型が高値で取引されることもあって 道内のマニアが毎日のようにやって来ている。 主なポイントは朝の4時頃から場所取りするすさまじさだ。道外のマ ニアはなかなか割り込むことも出来ない。 採集者のマナーの悪さは目を覆うばかりで、採集の終わった後もト ラップは放置したままというケースが多く、クマがそれを狙って林道 に出没するケースも出ている。 そのため、トラップを使うことの自粛が呼びかけられているが効き目 はまったくなく、ある林道は立ち入り規制がされるようになっている。 毎年、毎年多くのオオイチモンジがトラップの餌食になり、この美しく 雄大な蝶は危機の状態にある。 トラップを否定するわけではないが、一考を要する問題だろう。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-27 00:00
| オオイチモンジ
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2009年 07月 27日
層雲峡近くの国道沿いに赤い花が咲き乱れていた。
コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)だ。 タンポポという名が付いてはいるが、タンポポの仲間ではない。 もともとヨーロッパ原産の植物で、明治時代に観賞用に栽培 されていたものが野生化したと言われている。北海道のもの は樺太からの引揚者が持ち込んだという説もある。 北海道、東北など寒冷地を好むようだ。 戦後樺太からは30万人以上の人たちが北海道に引き揚げて 来た。しかし、内地での生活は酷薄を極めたといわれている。 あれから60年の歳月が流れているが、苦しみを乗り越え引揚 者たちは北海道の大地にしっかり根を下ろして生活している。 コウリンタンポポを見るとそのことを思うのだ。 赤いコウリンタンポポにベニヒカゲが止まっていた。 本州の高山で見るマツムシソウに止まるベニヒカゲも風情があ るが、このベニヒカゲには風雪の歴史を感じざるをえない。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-27 00:00
| ベニヒカゲ
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2009年 07月 27日
「幸福とは蝶のようなものだ」と言ったのは「緋文字」で知られる
アメリカの作家、ナサニエル・ホーソーンだ。 どうして? 「追い求めている時は掴もうとしても逃げてしまう。しかし、静か に座っている時には自ずから近寄ってくる」と言うのだ。 思わずうなってしまった。ホーソーンは蝶マニアの心理を実によ く知っていると思ったからだ。 美しい蝶が飛んでいて写真を撮ろうと必死で追いかける。蝶はそ れを察知してなかなかシャッターチャンスを与えてくれない。 逆にのんびりとアザミの花の前に座っていると思わぬ蝶が目の 前にやって来て絶好の被写体になってくれることもある。 なにやら人生にも似ている。 ホソバヒョウモンはヒメカラフトヒョウモンと呼ばれていた時もあっ た。北海道特産のかわいらしいヒョウモンチョウである。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-27 00:00
| ホソバヒョウモン
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2009年 07月 26日
フランスの詩人は小粋な詩を残してくれる。
ジャン・コクトーの「耳」はこうだ。 私の耳は 貝の殻 海の響きを 懐かしむ 堀口大学の訳も素晴らしいのだが、サザエなどに耳を当てると どこか海の音が聞こえるのは誰もが経験したことだろう。 蝶ファンにはもうおなじみだが、ルナールの「博物誌」には、蝶と いう題で短詩がある。 二つ折れの恋文が 花の番地を探している シロオビヒメヒカゲを見ているとパリのエスプリといった香りを感 じる。この蝶の斑紋はとても小粋なイメージが漂っている。 北海道の特産種で7月頃姿を見せる。 コクトーが愛したコートダジュールを訪ねたことがある。 イタリアの国境近くのマントン市の市庁舎にコクトーの描いた画 があった。椅子に座ってじっと対面していると海鳴りのようなもの が聞こえてきた。 外へ出るとオレンジの実があちこちに実り、ミモザの黄色い花が 咲いていた。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-26 00:00
| シロオビヒメヒカゲ
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2009年 07月 26日
ヒメウスバシロチョウは北海道だけに生息している。
同じ仲間に国の特別天然記念物に指定され保護されているウス バキチョウがいてこれはもっと高山の大雪山系などに生息してい る。 どちらも氷河期の生き残りと言われる蝶である。 東京近辺でも春になると現れるウスバシロチョウがいるが、北海 道ではヒメウスバシロチョウと混棲しているところもあり、なかな か見分けがつかない。 北国の蝶というのは可憐なイメージがあるが、厳しい冬を乗り越 えて生き抜く強い生命力も持っている。 そう思うと草原の花々を優雅に飛び回るこの蝶は一段と美しく 見えてくる。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-26 00:00
| ヒメウスバシロチョウ
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2009年 07月 25日
カラフトセセリは1999年7月北海道滝上町で発見された。
季刊誌「ゆずりは」に発見記が載っている。 最初の採集者は大阪・池田市在住の長沼二郎さんである。大正 11年生まれというから当時77歳ということになる。 長沼さんは毎年北海道の観光・採集旅行を奥さんと楽しみにされ ていた。この年も7月12日に伊丹空港を発ち北海道に向かった。 しかし、あいにく雨が続き成果はいまひとつだったという。 最後の日、旭川空港に向かう途中、滝上町を通りかかった。 菜の花がきれいに咲いており、奥さんが「写真でも撮っておいたら」 というので車を止めた。 カメラを構えるとファインダーの中に小さな黄色いセセリが飛んで いるのが見えた。車に戻って捕虫網を取り出し31頭を採集した。 その小さな蝶が大発見につながる。 カラフトセセリはヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカなどに広く生息 している。 日本には多分牧草に紛れて移入され繁殖したのではないかと推 測されている。DNAの検査から北米のものに近いことが確認され ている。 こういう僥倖から新発見がなされることもあるのだ。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-25 00:00
| カラフトセセリ
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2009年 07月 24日
エゾシロチョウを見ると純白の乙女(古いか…)というイメージが
浮かんでくる。 古典バレエで言えば、「ドン・キホーテ」のキトリはちょっとお茶目 なお転婆な女の子だが、「白鳥の湖」のオデットや「ジゼル」のジ ゼルは清純な乙女といった感じだ。 エゾシロチョウはジゼルに近いと言っていいだろう。 ジゼルは貴族の青年アルブレヒトに恋をし、裏切られてしまう。 婚約中のバチルド姫が現れ、あまりのショックに精神に錯乱を 起こし死んでしまう。 第二幕でウィリーになったジゼルが宙をさまようようにふわりふ わりと無重力の踊りを踊る。プリマバレリーナの見せ場のひとつ だ。 これもなにかエゾシロチョウを連想してしまう。 花から花と飛んだのだろう。 ユリの花粉なのだろう。翅を真っ赤にしたエゾシロチョウも北海道 ならではの光景だ。 ![]() ▲
by Farfalla65
| 2009-07-24 00:00
| エゾシロチョウ
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2009年 07月 24日
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by Farfalla65
| 2009-07-24 00:00
| コチャバネセセリ
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